お金を騙し取られない、たったひとつの心構え

「ノット・ファースト・コミットメント」を徹底して詐欺・悪徳商法被害ゼロを目指す

電話による架空請求詐欺のパターン

togetter.com

どうやら、相手が法学部教授だったらしく、悪徳業者側が言いように翻弄されてしまったというエピソードがまとめられています。まあ、たしかに7万円の訴訟請求で60万円の費用を請求する弁護士がいたら、その弁護士の方がむしろ悪徳業者ですよね。

基本的に、すべての詐欺師や悪徳業者はことごとく滅んでしまえばいい、と思っている私としては、まことに胸のすくような展開だったのですが、ひとつだけ気になったのが、冒頭の「架空請求業者から電話が来た」という点です。

架空請求詐欺は、最初のアプローチによる分類では、「受動型」かつ「間接型」で、基本的にはターゲットからのアプローチを待つタイプです。

sagi-zero.hatenablog.com

もちろん、ありとあらゆる詐欺や悪徳業者が、すべてこの枠のなかに収まりきるわけでないことは百も承知なのですが、それでも、架空請求を仕掛けてきた業者が、最初のアプローチとして、郵便や電子メールではなく、電話という「能動型」アプローチを使ってきたのだとしたら、いったいどんなふうにして電話をかけてきたのか、気になるところです。

 ネットでそのあたりを調べてみると、たしかにいくつか事例があるようです。それも、固定電話ではなく携帯電話のほうに直接かかってくる、というのが多いみたいです。

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

固定電話ならともかく、携帯電話に直接かかってくる、ということは、どこかから個人情報が漏れている可能性を考えるべきかもしれません。上の「Yahoo知恵袋」の相談でも、業者側が相手の本名を知っていたとあるので、その線が濃厚です。

もちろん、あてずっぽうに携帯番号をかけている可能性もありますが。

架空請求詐欺の最初のアプローチとして、電話というやり方は、あまり得策ではないはずで、そういう意味では、togetterの記事で翻弄された業者というのは、その手の詐欺の素人だった可能性もあります。

であれば、今回の教訓を「こんなやり方では金は手に入らない」と受け取って、すっぱり手を引いてほしいと思わずにはいられません。